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Author:柏駅西口徒歩3分かしわ鍼灸院 MATSUO TAKEMAE
東洋医学と健康長寿
鍼灸医道の源流である皇帝内経(約2600年前=中国最古の医学書)の最初の章では【上古の人は、年百歳をわたりても尚動作衰えず、矍鑠(カクシヤク)していたというのに、今時の人は、五十そこそこで、もはや動作が衰えてしまう。これは、いったいどういうわけなのであろうか】といった一文で始まり、健康長寿の爲の生活の知恵が述べられ、更に高次元的視点から人の健康レベルについても述べられています。
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肩こりいろいろーギックリ肩もありですよー冷えに要注意!
2017/12/27 09:11:48 |
肩こり・腰痛 |
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冷えは万病のモト
【患者様】 40代主婦 寒邪(冷氣)によるギックリ肩。
この患者様、肩が痛い痛いと顏をしかめての来院でした。
【症状】肩を前後左右にどちらに動かしても激痛が走る。どこに触れても痛い。肩関節周囲はやや腫れた状態です。昨夜まで何ともなかったのに朝起きたらなっていた。
日ごろの仕事では重いものを持ったり、特別「肩」に負担がくるような使い方をしていないので自分では思い当たる原因はないとのことでした。
【日々の生活】そこで、日々の生活についてお伺いしたところ
この状態になる前に三日間毎朝、朝シャンをして出勤されて、職場では冷蔵庫にちょいちょい出入りする仕事をされていたそうです。それで原因がすぐにわかりました。
一般的に風邪に対する警戒はされていますが、寒邪(冷氣)が病気の原因という認識がありませんが、東洋医学では寒邪(冷気)も病気の原因という視点で捉えています。
【原因】この患者様の場合、最も影響のあった原因は朝シャンですが、それによってカラダは暖かいのですが、毛穴が全開状態のまま、最近の強い寒さの中を出勤していましたので開いた毛穴から寒邪(冷氣)がスースー入って肩周辺にへばりついて起きた現象でした。
その上、職場では冷蔵庫に出入りされているわけですから冷えのダブル効果です。
この患者様、三日目には笑顔になりました。
【ギックリ腰と同様の症状】
ギックリ腰を経験された方は判ると思いますが、その瞬間、腰が壊れたのかと思うくらいの状態になり、どちらに動いても激痛が走り、カラダを少し動かすだけでもアブラ汗だ出そうになります。それと同様の症状でしたのでギックリ肩ですよ伝えました。
ギックリ腰の症状は派手ですが鍼灸では解消が早いのでそう伝え次第です。
【肩こりの状態は一人一人皆違う】
一口に肩こりと言いましても、状態は皆違います。
例えば、五十肩、一時的な肩関節炎、交通事故の後遺症、肝臓疾患による右肩こり、心臓疾患による左肩こり、乳がんの手前の肩こり、PC、スマホの肩こり、骨盤~背骨の歪みによる肩こり、自覚のない肩こり(私って肩こりしたことがないんです・・という方の肩こり)と色々ですし、治療法も星の数ほどありますが、その状態に合わせた解消法が良いでしょう。
お読み頂きましてありがとうございます。感謝致します。