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柏駅西口徒歩3分かしわ鍼灸院 MATSUO TAKEMAE

Author:柏駅西口徒歩3分かしわ鍼灸院 MATSUO TAKEMAE

東洋医学と健康長寿
鍼灸医道の源流である皇帝内経(約2600年前=中国最古の医学書)の最初の章では【上古の人は、年百歳をわたりても尚動作衰えず、矍鑠(カクシヤク)していたというのに、今時の人は、五十そこそこで、もはや動作が衰えてしまう。これは、いったいどういうわけなのであろうか】といった一文で始まり、健康長寿の爲の生活の知恵が述べられ、更に高次元的視点から人の健康レベルについても述べられています。
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「身土不二」の食生活で体質は自然な体に

2019/04/22 05:07:41 | 鍼灸患者学 | コメント:0件

 生活習慣病は増加の一途を辿っていますが

現在、日本では「大腸ガンの増加は欧米型の食生活が原因」と認識されています。
 
また、その他のガン、アレルギー体質、花粉症、糖尿病、心臓病、脳血管障害など生活習慣病は増える一方ですので、ここらで東洋や日本の伝統的な食生活法=「医食同源」「薬食一如」「身土不二」を見直してみたらどうかと思います。

自然が人間を病氣にすることはありません。

人間が自然の摂理を踏み外した生活をするから病氣になるのです。

東洋医学では「人間本来病氣なし」が基本になっています。その爲には「宇宙や自然と調和した生活スタイル」が鉄板となっています。

現在の多くの生活習慣病などは知らぬ間に不自然な生活スタイルになっているのでありますが、その不自然な体質を本来の自然な体質に戻すことを「体質改善」といいます。

「医食同源」という方法もその一つで「人間本来の自然な食生活をしていれば、健康に生きられる」という方法です。

また「身土不二」(しんどふじ)とは石塚左玄氏や桜沢如一氏等の、食養界の先人が説いてきた思想で「身体と大地は一元一体であり、人間もそれぞれが暮らす気候風土の産物で、その土地において産出される食物を常食する事で身体は自然環境に調和する」ということです。

◆宇宙→自然(氣候・風土)→食→血液→全身(体質)の調和関係

それでは自然と人体と食とはどのような関係になっているのかを見てみたいと思います。
 
地球が太陽の周りを公転することによって、春・夏・秋・冬といった四季が生じてきます、そして地球自身が自転することによって朝・昼・夕・夜といった四時が生じてくるわけですが、この地球の公転、自転を司る力、目には見えませんが確かに存在している力、これを「自然の力」といっているわけでありますが、

私達はその大きな力、エネルギーが織り成す自然界の中で、病気にならないように、健康に生きられるように常に体も食もコントロールされて生かされています。

 例えば、今は夏の真っ盛りでありますが、夏になると暑くなりますが、その暑さに耐えられるように人体では心臓が盛動するようコントロールされます。そして、心臓がフル回転することによって全身の血液が体の表面を巡り、体熱を放散し、体を涼しくして暑さに耐えられるようにしてくれます。

この状態はちょうど車のラジエーターのような状態になっている訳であります。(夏が苦手な方は心臓が弱い方です)
 
血液が体表を巡っているということはその分だけ内部は血液が少なくなっていますので消化力は低下しています。

ですから消化にあまり負担のかからないソーメンとか冷麦とかといった麺類が好まれるわけであります。

 そして、地上にはスイカ、ナス、トマト、レタス、キュウリといったような果菜類ができますが、これらはいずれも体を冷やし、水分を補給してくれるものであります。
 
このような関係は夏だけではなくて一年の四季を通して自然・人体・食は一体となった調和関係の中に生かされているわけであります。

このような関係を「身土不二」といって、自分が住む気候、風土と人間は一体であり、その自然の摂理に従った生活法が健康確立法でもあると言われているのであります。

 そのような観点から「食の質」を見ますと、日本においてはその気候風土から生まれ、先祖伝来伝えられてきた食形態は

米や雑穀を主食として旬の野菜や野草、山菜、海草、大豆製品等を副食として、調味料は昔乍らの製法で作られた、塩、味噌、醤油、植物油などを使うことが自然の摂理に従った食生活ということであります。一言で言いますと「自給自足」が最も良いわけでありますが、それに近い素材を選べばよいということであります。

外来の輸入品や季節はずれのものは体の不調の原因になるということであります。

◆食物にも全機性がある→一物全体食

 現代栄養学では食物をカロリーとか栄養素とかといって食物を数量的に捉えていますが、これは食物の栄養をちょうど車のガソリンのような目線で捉えているのです。しかし、食物もそれぞれが全一体として生命を保っているのであり、その生命エネルギーの媒介として食事を取り入れているのです。

 例えば主食の米でありますが、白米は水に浸けておきますと腐ってしまいますが、玄米は水に浸けておきますと芽が出て、根が出てきます。つまり白米は死に米であり、玄米は生き米だということであります。

玄米を機械的に破壊してその栄養素をいろいろと分析していますが、逆にその分析値通りの栄養素を集めてダンゴに丸めて水に浸けても、もう芽も根も出てこないのであります。

栄養分析学もそれなりに役には立ちますが、それを支えて、生かしている「生命」を見ていないのであります。

(註、生命とはエネルギーのことでありますが「エネルギー」とか「力」といったものは形がありませんので見えないのであります。

が、その見えないエネルギーは宇宙に一つしかないわけで、その不可視の唯一の宇宙エネルギーが全てを造り、支え、生かし、全ての中に内在しているのでありますが、その「エネルギーと叡知」を食事を介して頂いているということであります。)

 季節に咲く花々も同じでありますが、花だけが空間に浮いているわけではなくて、根があり、茎があり、枝があり、葉があって花が咲いているわけであります。

「自然の恵みを自然のまま頂く」ということは、できるだけ人工的な加工を加えないで、食物の全体を頂くということであります。

野菜でいいますと、根も茎も皮も葉も全体を頂くということであります。つまり、捨てるところが少なくなるということでもあります。

 上の「身土不二」と「一物全体食」が自然の摂理に従った食事の調整法の基本であります。


◆この実行で一番分かりやすいのは「花粉症」です。これで体質改善された方々は花粉が舞っても花粉症を発症しなくなります。

そんな方々は「花粉が根因ではなく、自分の体質に問題があったのだ」と分かります。

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